人気のランチから学ぶ、選ばれる家の条件

先輩事務員さんと食べたランチから考えた、不動産売買の“いい選び方”

　先日、会社近くの洋食屋さんで、先輩事務員さんとランチをしてきました。写真のとおり、ふんわり卵のオムライスに、サクッとした唐揚げとハッシュドポテトが添えられた、見るからに食欲をそそる一皿。人気店なのか、周りを見渡すとスマホやカメラで料理を撮影しているお客さんがたくさんいて、「あ、ここってそんなに話題のお店だったの？」と、ちょっと驚いてしまいました。

　でも、一口食べて納得。とろとろ卵に濃厚なデミグラスソース、サイドの揚げ物も揚げたてで、思わず「これは撮るわ」と言いたくなる美味しさ。先輩事務員さんとの話も盛り上がり、仕事の話からプライベートの軽い愚痴まで、気づけばあっという間に時間が過ぎていました。こんな満足度の高いランチタイムは久しぶりで、午後からの仕事も自然とエンジンが入った気がします。

　そんな幸せなランチを楽しんでいる最中、ふと「人気のお店って、やっぱり理由があるんだな…」と思いました。味や雰囲気、アクセス、値段、店員さんの気遣い──すべてがそろって“また来たい”という気持ちにつながる。これって、実は 不動産売買にも通じる部分が多い のでは？ そう考えながら、今日は「選ばれる家」「後悔しない家選び」について、ランチの余韻とともにお届けします。

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■「人気の理由」があるように、「選ばれる家」にも理由がある

　不動産売買の相談を受けていると、「この物件、気になるんだけど…」というお客様の言葉をよく聞きます。そんな時、私たちがまずお伝えするのは、

「気になる理由を明確にしましょう」

ということ。

　先日の洋食屋さんも、外から見てお客さんが多いだけでは「美味しいかどうか」はまだ分かりません。でも、口コミの多さ、料理の見栄え、香り、店内の雰囲気、スタッフの対応……さまざまな理由が積み重なって「人気店」になっていました。

　物件も同じで、「なんとなく良さそう」だけでは判断できない魅力が必ずあります。
 • 立地の人気（駅が近い・生活利便が高い）
 • 建物の管理状態が良い
 • 周辺環境が安定している
 • 室内が丁寧に使われている
 • リフォームや設備が整っている
 • 将来的な資産価値が見込める

　こうした「理由」を見極められると、納得して購入に進むことができますし、逆に、理由が曖昧なまま勢いで決めてしまうと、後から「ここじゃなかったかも」と感じる原因にもなります。

　つい雰囲気だけで判断してしまいがちなランチ選びとは違い、不動産は金額も桁違い。だからこそ、情報を丁寧に集めて、理由を整理することがとても大切です。

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■「美味しさ」は食べてみないと分からない。家も“内覧してみないと”分からない。

　人気店に行っても、「自分にとって本当に美味しいかどうか」は食べてみないと分からないものです。同じように、物件も写真やネット情報だけでは判断しきれません。

　例えば……
 • 写真では明るく見えても、実際は意外と暗い
 • 図面では広く見えるけれど、家具を置いた時のイメージが湧かない
 • 音の響き方や外の騒音は、現地でしか分からない
 • 周辺の人の流れや雰囲気は、歩いてみないと掴めない

　先輩事務員さんもよく言います。

「家を買うなら“体感”が一番大事」

　本当にその通りだと思います。

　先日のオムライスも、写真で見たら「美味しそう」でしたが、実際に食べたら“写真で見た期待を超える”美味しさでした。物件も、内覧して初めて「あっ、ここ好きだな」と直感が湧いたり、「思っていた以上に良くないかも」と冷静に気づけることがあります。

　だからこそ、不動産探しの過程で内覧は絶対に外せないポイント。可能であれば、昼と夕方など、時間を変えて見に行くのもおすすめです。

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■ランチ中に先輩と語った「本当に良い不動産屋さんって？」

　美味しいランチを食べながら、先輩事務員さんと“理想の不動産屋さん像”について話す時間がありました。先輩が言った言葉がとても印象的で、

「お客様の“これから”を一緒に考えられる人」

という一言に、私も深く頷きました。

　家は“今だけの場所”ではありません。
数年後、十数年後の暮らし方が変わる中で、後悔しない選択をしてほしい。だからこそ、私たちはただ物件を紹介するだけでなく、
 • 今後のライフプラン
 • 家族構成の変化
 • 資産価値の変動
 • 売却のしやすさ
 • リフォームの可能性

こうした“未来”を一緒にイメージしながら案内していきます。

　先輩が言ったもう一つの言葉も忘れられません。

「物件は縁。だからこそ縁の繋ぎ方が大事なんよ」

　まるで、行列のできる人気店で最後の一皿に出会えたような、そういう偶然とタイミングの話に少し似ています。だからこそ、焦らず、でも逃さず。バランスの良い伴走が求められるのだと改めて実感しました。

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■まとめ：美味しいランチが、良い“気づき”になることもある

　先輩事務員さんとのランチは、ただの食事時間ではなく、改めて不動産の仕事の奥深さを感じるきっかけになりました。人気店には人気の理由があり、選ばれる物件にも選ばれる理由がある。そして、食べてみないと分からない味があるように、内覧してみないと分からない家の魅力がある。

　そしてもう一つ。
不動産の仕事は“人と人のつながり”がすべてだということ。

　美味しくて、楽しくて、気づきまであるランチタイム。こういう時間が、日々のお客様との仕事にもしっかり生きていくのだろうと思います。

　これからも、不動産売買を考えている方にとって、安心して相談していただけるよう、丁寧に、誠実に、そしてどこか温かい気持ちが伝わるようにお手伝いしていきたいと思います。