不動産営業が伝える物件から始まる新しい生活
2025/11/08
物件を探す場面は、多くの人にとって人生の一大イベントです。家は単なる居場所ではなく、日々の暮らしを支える舞台です。新しい物件を案内するたびに、私は「ここでどんな暮らしを描くのか」を想像します。新しい暮らしの第一歩を踏み出すためには、物件の特徴だけでなく、生活スタイルや未来の夢、現実的な課題をともに考えることが大切です。
まずはお客様の“生活パターン”や今の暮らしの良いところ、より良くしたいところなどお客様に聴くことから始めます。不動産営業にとってヒアリングは最も大切にしたい仕事の一つです。
日常の動線・時間帯・家族構成・趣味・将来の計画を丁寧に伺います。例を挙げると
- 平日は誰がどの時間帯に家にいるのか
- 料理をよくするか、ダイニングで過ごす時間はどれくらいか
- 子どもの成長を見据えた部屋数のニーズ
- テレワークのための静かなスペースの有無
- ペットの有無と共生環境の希望
- 朝の動線はどんな順序で動くか(起床、朝の身支度、朝食、通勤・登校)
- 夜のルーティンは何時までに完結させたいか(入浴、就寝準備、リラックスタイム)
- 家事の分担と共同作業の頻度(アイロン、洗濯、掃除の担当者)
- 在宅勤務のときの静かなスペースの確保方法(部屋の配置、遮音、照明)
- 子どもの習い事や学校行事、曜日ごとの送迎パターン
これらを聞くことで、候補物件の静かな書斎スペース、家事動線の良さ、リビングの開放感、子ども部屋の将来性、ペットとの共生環境などが、数字として結びつきます。結果として、「この物件は朝の動線がスムーズ」「この物件は在宅勤務スペースに適している」といった、客観的な優先順位が浮かび上がってきます。未来の生活設計を一緒に描く作業です。
実務寄りのチェックリストで"この先の暮らし"を見える化します。
- 日照や通風
陽あたりの良さや風通りの良さは冷暖房費の削減にも直結します。
- 防音と周辺環境
大通り沿い・幹線道路沿い・駅前などは音の影響が大きいです。窓の性能だけでなく、室内の防音対策がどの程度機能しているかを、空室時や夜間の音を想定する。
-水回りの動線と使い勝手や設備の状態と保守計画など。
特に設備についての保証の有無や故障時の対応体制の有無は暮らしの満足度を左右します。
お客様は現在の快適さだけでなく、5年後・10年後の生活をどうしたいのかを語ってくれます。ここを掘り下げると、理想と現実を橋渡しする設計が生まれます。お客様が描く未来図を物件という舞台設定に落とし込んでいく作業こそが、新しい生活の最適解を見つける鍵となるのです。
----------------------------------------------------------------------
株式会社神武堂
住所 : 大阪府大阪市中央区南船場3-11-10
心斎橋大陽ビル3階
電話番号 : 06-7878-5157
大阪市で将来を見据えた売却
大阪市で購入手続きにも対応
大阪市で生活設計に沿った賃貸
大阪市で自由度の高い戸建て
大阪市でマンション選びを支援
----------------------------------------------------------------------
